奈良公園に行って来ました。前回、奈良公園に来たのがいつだったかも思い出せませんがたぶん30~40年くらい前だったかな?もしかしたら高校の修学旅行以来かもしれません。

奈良公園といえば有名な鹿ですが「えっ!!こんなにたくさんいるの!」というくらいたくさんいました。奈良の観光資料をみると1200頭ほどの鹿がいるそうです。すごい数ですね。

鹿は奈良公園だけではなく東大寺や二月堂のほうまでいっぱいいました。そして有名な「鹿せんべい」がどこでも売っていて観光客が鹿に食べさせています。
見ていて面白いのは「鹿せんべい」を売店で買って手に持ったとたんにその人めがけてたくさんの鹿が寄ってくることです。他にたくさんの人がいても見向きもしないで駆け寄ってきます。一人に7頭くらいとか集まるとさすがに怖そうです。

中には鹿に襲われそうになって怖くて「鹿せんべい」をまとめて投げてしまう女性もいました。そうすると鹿は落ちた「鹿せんべい」めがけて行ってしまいます。
「鹿せんべい」を持っていなければ鹿はとてもおとなしくて子供がさわっても大丈夫なのに「鹿せんべい」を見ると人が変わる、じゃなくて鹿がかわるんです。

奈良の鹿にとって「鹿せんべい」はそれほど美味しいのでしょうね。
もう一つ面白いとおもったのは「鹿せんべい」を売っている売店には鹿が近寄らないということです。売店には「鹿せんべい」が山盛りに置いてあるのにそこには寄っていかないんです。不思議ですね。店に何か細工があるのでしょうか。

店の人に聞いてみたところ鹿はとても頭がいいので「鹿せんべい」を持っている人が必ず「鹿せんべい」をくれることがわかっているからだそうです。つまり売店に行っても「鹿せんべい」をぜったいにくれないというのがわかっているということなんですね。
鹿せんべいは10枚入りで150円です。奈良公園に行ったら買って鹿にあげてみてください。かわいい鹿がたくさん集まってきますよ。
ただし犬にエサをあげるときみたいに待てをしてはいけません。鹿はじらされると怒るそうで乱暴になります。「鹿せんべい」は鹿が集まってきたらどんどんあげてなくなったら手のひらを開いて「もうないよ」と見せてくださいね。